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【複管笛】トリプルフルート2種
A管タイプ・G管タイプ
ダブルフルートに、もう1本低音ドローン管を加えて、トリプルフルートを製作しました。
3重音が重厚に響きます。
発音機構は呼子式でインディアンフルートタイプです。
管の本数は3本で、内2本がメロディ管、1本がドローン管です。
管種は、メロディ管がA管でドローン管がF♯管のA管タイプと、
メロディ管がG管でドローン管がE管のG管タイプの2種類です。
音階はダイヤトニック(ドレミ調)です。
音律は平均律ではなく、重音の美しい純正律で合わせています。
ピッチはA=440Hz。
音域はラ(F♯、E)、ド(A、G)~ド(A、G)~ファ(D,C)です。
素材は、笛筒はA管タイプがアルダー材、G管タイプがクリ材又はセン材です。
塗りは、薄墨や薄朱下地塗り後の拭漆仕上げです。
3本の管をつなぐ吹口のブロックはアメリカンブラックチェリー材又は、ブナ材で、
根來調塗りの黒仕上げです。
この吹口ブロックは保守点検用に取りはずすことができます。
・トリプルフルート A管タイプ(木製) ¥55,000
メロディ管2本:A管、ドローン管1本;F♯管
全体長さ 約517㎜ 全体幅 約48~63㎜ 重量 約245ℊ
管外径 A管 約22㎜ F♯管 約25㎜
材;アルダー材(笛本体)アメリカンブラックチェリー(吹き口ブロック)
塗り;本漆薄朱拭き漆、根來調(黒)
・トリプルフルート G管タイプ(木製) ¥65.000
メロディ管2本:G管、ドローン管1本;E管
全体長さ 約578㎜ 全体幅 約50~70㎜ 重量 約260ℊ
管外径 G管 約23㎜ E管 約27㎜
材;クリ又はセン(笛本体)ブナ(吹き口ブロック)
塗り;本漆薄朱又は薄墨拭き漆、根來調(黒)
トリプルフルート単音運指表
3つの吹き口のどれか一つを吹きます。
Rは右管、Lは左管、Cは中央管です。
運指表は笛を構えた形で見てください、下側が吹き口です。
実際の音はA管タイプが6度、G管タイプが5度高く鳴ります。
半音は指孔の半開で出してください。
トリプルフルート複音運指表【2重音】
3つの吹き口の内どれか2つを吹きます。
高音に協和する低音の組み合わせはいくつもありますが、
3度、4度、5度、6度を基本にしています。
本表では第1運指の他に第2~第5運指を提示しています。
2重音第1運指
2重音第2運指
2重音第3運指
2重音第4運指
2重音第5運指
トリプルフルート複音運指表【3重音】
3つの吹き口すべてを吹きます。
高音に協和する低音の組み合わせは
3度4度5度6度8度を基本にしています。
本表では第1運指の他に第2~第4運指を提示しています。
3重音第1運指
3重音第2運指
3重音第3・4運指
複管笛の解体と組立て
笛本体と吹き口ブロックとは、差し込み部の調整や保守点検のために取りはずしができます。
1 取りはずしの方法
①笛を縛りつけているレザーひもを解きます。解く前にくくり方を覚えてお
いてください。上下2段あります。
②笛本体の管尻辺りを持ってほんの少し回して吹き口ブロックから引き抜き
ます。管に長短があれば長い管から抜きます。
③抜いたら吹き口ブロックのホゾ穴部や笛本体のチェンバー部(空気室)の
詰りや汚れを布切れ等を使って取り除く等の保守点検を行います。
2 組み立ての方法
①笛本体の最上部のホゾに巻いてあるデンタルフロスがゆるんだり切れたり
していたら、添付している新しいデンタルフロスで巻き直してください。
ワックス付きなので、潤滑オイルは不要です。
現在巻いてあるように、強くしっかり巻いてください。
ホゾの凹んだ部分だけに、できるだけ均一に巻いてください。
時々吹き口ブロックに差し込んで入り具合を見てください。
巻き過ぎは禁物です。巻き過ぎて入りにくいのを無理矢理押し込んだり、
回し込んだりすると、笛や吹き口ブロックが破損します。息漏れしない適
度な入り加減になるように適切に巻いてください。
糸の巻き方
糸は
頭部管のテノン(ホゾ)部の
低い溝部分にだけ巻きます。
②デンタルフロスを巻いた笛本体を吹き口ブロックに差し込みます。
管に長短があれば短い管から管尻部を持って、吹き口ブロックの奥に当たる
までしっかり差し込みます。吹き口ブロックのどのホゾ穴に入れるか間違え
ないでください。
トリプルフルートのドローン管には組み立て安定のために、支輪(合わせ用
木片)が接着してあるので、これに合わせて取り付けて下さい。
メロディ管の指孔位置は押え易いように管を回して合わせください。
③笛本体を吹き口ブロックに差し込んで、ねじれがなく適切な位置に収まっ
ているのならレザーひもで縛ります。下段から巻きます。1本(約50㎝)
で巻きます。
ダブルフルートは、数回外周巻きしてから割り結びします。(上下段とも)
トリプルフルートは、下段は外周巻きしてからまとめくくりをし、上段は
数回外周巻きしてから割り結びします。
ピンセット等を使ってひもを通して何度も繰り返し巻きひもを締めます。
レザーひもなので、引っ張り過ぎには注意してください。
最終の結び位置は正面から見えないところで。
ご注意
ウィンドウェイ(風道)を持つホイッスル系の笛は、
吹き続けるとウィンドウェイに水滴が溜まって音が出難くなります。
その時は指で歌口を少しふさいで、吹口から強く吹いて水滴を飛ばしたり、
ボール紙を細長く切ったものを歌口側から差し入れて水滴を吸い取ってください。
ボール紙が切れてウィンドウェイに残ってしまわないように注意してください。
また楽器を振って水滴を飛ばそうとするのはおやめください。
吹口ブロックが抜け落ちることがあります。
木のクラフトと笛 七曜工房



























