オリジナル横笛木製管製作中 ~聖なる木ミズメ材とハードメープル材の最終漆塗り~

当工房の笛の塗りは漆を主体としています。

笛の形態や素材に応じて、漆塗りの技法を変えています。

写真下

・女竹製の横笛は根来調塗り(朱漆と黒漆を重ね塗りする)の朱色仕上と黒色仕上げ

・真竹製のノッチフルートは拭き漆仕上げ

・木製横笛 アメリカンブラックチェリー材は紅溜調の拭き漆仕上げ

・ウッドホイッスル タモ材は拭き漆仕上げ

・今回の木製横笛ミズメ材は拭き漆仕上げ

・木製ノッチフルート ホワイトオーク材は根来調塗りの黒仕上げと拭き漆のツートンカラー

 

上から ・横笛(女竹)   根来陽(朱) ・横笛(女竹)   根来調(黒) ・真竹製ノッチフルート 拭き漆 ・木製横笛(アメリカンチェリー) 拭き漆 ・ウッドホイッスル(タモ) 拭き漆 ・木製横笛(ミズメ)  拭き漆 ・木製ノッチフルート(ホワイトオーク) 根来調(黒)と拭き漆
上から ・横笛(女竹)   根来陽(朱) ・横笛(女竹)   根来調(黒) ・真竹製ノッチフルート 拭き漆 ・木製横笛(アメリカンチェリー) 拭き漆 ・ウッドホイッスル(タモ) 拭き漆 ・木製横笛(ミズメ)  拭き漆 ・木製ノッチフルート(ホワイトオーク) 根来調(黒)と拭き漆

木製の笛は、材の木目や色調を生かしたいので、主には拭き漆塗りとしています。

ナラやタモの環孔材(道管が太く木目が目立つ)は、道管へ漆が入り込んで木目がはっきりと目立つ様にしっかり摺り込んで塗ります。

材色の濃いアメリカンブラックチェリー材やサクラ類材は、拭き漆を施すと生漆のアメ色と合わさって、より一層鮮やかな色あいになります。

材の色あいによっては、下地にうすい朱色を塗ってから、生漆を塗ることもあります。

拭き漆でやっかいなのは、今回のミズメやハードメープルのように材色が白色に近いほどうすく、

木目の淡い散孔材(道管が細く木目が目立たない)にそのまま生漆を塗ると、

生漆の色に負けて木目が消えてしまうことです。

真竹なら、木目模様がないので、生漆の色そのものを見せればいいのですが、

木は散孔材と言えど、やはり木目を美しく見せたいものです。

そこで最初の塗りは、生漆を使わず、半透明の木地呂漆を塗ります。

今回は、木地呂漆3回、その後生漆を2回塗っています。

こうすることで、半透明な漆色を通して繊細な木目が見えるので、

深みがあり重厚な感じに仕上がります。

 

写真上から2本ずつ  ・横笛LowD管  (ミズメ材) ・横笛F管  (ミズメ材) ・横笛B♭管 (ハードメープル材) ・横笛highF管(ミズメ材) ・横笛highD管(ミズメ材)
写真上から2本ずつ ・横笛LowD管 (ミズメ材) ・横笛F管  (ミズメ材) ・横笛B♭管 (ハードメープル材) ・横笛highF管(ミズメ材) ・横笛highD管(ミズメ材)