![オリジナルノッチフルート前面6孔管製作中~管内赤漆塗り~](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=500x10000:format=jpg/path/s5186735bff9a54f0/image/i79c25f37e05c4337/version/1717919843/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E5%89%8D%E9%9D%A2%EF%BC%96%E5%AD%94%E7%AE%A1%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E4%B8%AD-%E7%AE%A1%E5%86%85%E8%B5%A4%E6%BC%86%E5%A1%97%E3%82%8A.jpg)
オリジナルノッチフルート前面6孔管製作中
~管内赤漆塗り~
先日、京都のフルート奏者のFさんから、オリジナルノッチフルートのご注文をいただきました。
Fさんは横笛ならどんな笛でも吹きこなしてしまう横笛名人です。
当工房に来られた時に、手にしたノッチフルートを気に入られ、
指孔配列を変えて横笛と同じにすれば、すぐに充分に吹きこなせそうだということで、
前面6孔管を製作することにしました。
オリジナルノッチフルートは、指孔が前面5孔裏面1孔のドレミ調管で、
指押えは尺八的で親指と薬指や中指が支え指となるため、
楽器を安定させ易く、速い運指や長い管の運指もた易くなります。
しかし、横笛、ケーナ、ティンホイッスル等の前面6孔管に慣れたひとには、
なかなか手を出しにくいかもしれません。
たて笛は、よこ笛に比べて楽器を支えるのが難しい時
(指孔全開放の時など)があって、当然練習は必要なのですが、
新たに指使いを覚えるよりは、即戦力になるかもしれません。
ご注文をいただいたのは、木製LowD管ですが、
これを機に真竹製のlowD管、F管、G管も合わせて製作中です。
写真は、管内に赤漆を塗っています。
この後管外面の漆塗りへと進めていって完成です。
*赤漆:朱漆は朱合漆に朱を混ぜて作りますが、
赤漆は朱合漆にベンガラを混ぜます。
塗り上がると、朱漆よりも赤っぽく落ち着いた色調になります。