糸のこで切り抜いたものに彫りを加えて、立体感を出します。
細密で、具象的な彫り方ではなく、抽象的な彫り方で
大きなカット面で構成されたデザインで
ネコの躍動感を表現します。
彫りに使う刃物は、
彫刻刀の平刀と笛作りによく使う細身の切り出し小刀の2本だけです。
平刀を使う時は、固定台の上に素材をのせますが、
切り出し小刀を使う時は、
写真のように、素材を手で持って彫ります。
素材が硬くて小さいので、手でしっかりと持って注意深く、
刀は常に研ぎつつ彫りを進めていきます。